横浜市青葉区のI様邸です。
屋根重ね葺き工事(カバー工法)をご依頼いただきました。
工事前の屋根の状態は、経年による棟板金のサビが酷く穴あきや欠けが見られました。
また、瓦(スレート)も、過去にメンテナンスをされてきていなかったとの事で、防水機能が失われている状態でした。
屋根重ね葺き工事(カバー工法)とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を施工する工法です。
古い屋根材を撤去しないので、その撤去費がかからないうえに、工期も短く済むことから経済的にもお得な工法となっています。
I様にご提案させていただいた屋根材は、米国オーウェンズコーニング社の「オークリッジスーパー」です。
オークリッジスーパーは一般的な屋根瓦の1/4以下という超軽量。今回のような重ね葺き工事のリフォームに最適です。
また、主成分がアスファルトなので水を吸い込むことが無く防水性が大変優れていて、長期製品保証(制限付き)が付いています。
お選びいただいた色は、光の当たり具合によってはグレーに見えたりブラックに見えたりの「オニキスブラック」。2層構造による凹凸で色調の変化を楽しむことが出来る、高い意匠性を持っています。
続いて、工事の工程についてご紹介します。
まず、既存屋根材に付いていた板金や金物類を取り外し、下地部分(既存屋根上)を綺麗に清掃します。
次に、防水ルーフィング材「粘着キング」を屋根全体に張ります。
防水ルーフィング材は、名前のとおり屋根の防水性を高めるほか、小屋裏の結露を防止する役目も。
下地を整えたら、新しい屋根材を葺き、棟板金・貫板も取り付けます。
今回はサビに強く耐候性に優れたガルバリウム鋼板製の棟板金を採用しました。
貫板には水に強い樹脂製の「タフモック」を施工。リフォーム前に施されていた貫板は木材でしたが、最近は樹脂製のものを使用することが多くなってきています。
板金を被せて取り合い部分等をシーリング施工して完成となります。
I様からは外壁塗装工事も一緒にご依頼いただきました。
外壁はホワイト系から淡いブルーへと雰囲気がガラッと変わり、オニキスブラックの屋根とも大変良く合っています。仕上がりを大変喜んでいただけました。
担当:萩原
エリア |
横浜市青葉区 |
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施工内容 |
屋根カバー工法(屋根重ね葺き) 外壁塗装工事 |
施工期間 |
13日間 |
屋根カバー工法仕様 |
屋根材:オークリッジスーパー(オニキスブラック) 下地:防水ルーフィング(粘着キング) 板金役物 棟板金:ガルバリウム鋼板 雪止め シーリング:オートンイクシード |
金額 |
総額128万円 |