横浜市青葉区のS様邸です。築21年のお住まいで、時期的に屋根外壁の塗装を検討されているとの事でご連絡いただきました。
今回の実績紹介では、屋根塗装工事の様子についてご紹介いたします。
■施行前
現地調査では瓦は所々に変色が見られたのと、全体的にカビとコケの発生が多く、塗膜の撥水機能が失われている状態でした。
また、ひび割れや欠けがいくつかありましたので、しっかりと補修をしてから塗装をしていくことにいたしました。
■足場仮設工事
まずは足場を設置します。
とても天気のよい日の施工でしたので、空が青いですね!
工事の見積書に「足場仮設工事」もしくは「足場架設工事」と記載されいるのですが
「仮設」と「架設」いったい何が、どう違うのでしょうか。
結論からいうと同じです。
「仮設」と「架設」との違いは、「期間」か「行為」かという点になってきます。
「仮設」は「臨時(仮)のもの」という期間に重点がありますが、「架設」は「かけ渡す」という行為を指すようになります。
なので、書き方が違うだけで、工事の内容は同じです。
近隣や敷地に塗料やごみ、高圧洗浄時の水が飛び散らないようにする為にネットを張ります。
また、職人や工具の落下防止の意味もあり、近隣トラブルや安全確保対策として必要不可欠なものです。
風がものすごく強い日は、メッシュシートごと足場が風にあおられて倒壊してしまう恐れもあるため、そのような日はメッシュはたたんで足場に縛りつけておきます。
弊社の宣伝マン、照英さんの看板を最後に張り付けて足場仮設工事は終了です。
■屋根下地調整(バイオ高圧洗浄)
弊社オリジナルのバイオ高圧洗浄液「ガイソーパワークリーナー」で、屋根の汚れをしっかりと落としていきます。
上記写真は洗浄の機械です。
ガイソーパワークリーナーでの高圧洗浄は、弊社の塗装工事において下地処理の標準仕様。
通常の(水での)高圧洗浄では落としきれないカビ・藻・汚れも根こそぎ洗い流します。
徹底的に汚れを取り除いてから塗装を行う事によって、より綺麗で長持ちする仕上がりになります。
下屋根もしっかりと隅から隅まで綺麗に洗浄します。
こちら洗浄前で・・・・
洗浄後です!汚れが落ちて瓦が明るくなっていますね。
板金の汚れも綺麗に落として、洗浄の工程は終了です。
続いて、同じく下地調整で屋根のクラック補修をします。
■屋根下地調整(クラック補修)
クラック(ひび割れ)をシーリング材で補修します。
使用したシーリング材は耐用年数30年の超高耐久性能を保持した「オートンイクシード」です。
こちらのシーリング材本当に優秀でして、内外どこでも使用できます。
紫外線や雨風の影響をダイレクトに受ける屋根の補修も、オートンイクシードを使っての補修で安心です。
何か所かクラックがあったので全て補修をし(写真がありませんでしたm(__)m)下地が綺麗になったところで、いよいよ塗装の工程に入ります。
■屋根塗装工事 ~使用塗料~
今回の屋根塗装でご提案させていただいた塗料(主剤)は、最新の技術の無機・有機ハイブリッド技術により圧倒的に強力な無機塗料の「ガイソールーフガードネオMUKI」です。無機成分により強靭な塗膜を形成します。
また、親水性塗膜なので雨水が勝手に汚れを洗い流すセルフクリーニング機能が備わっているので汚れが付着しにくく、綺麗な屋根の状態を長持ちさせます。カラーはR-10ブラウン(艶有り)をお選びになられました。
下塗りにはGWルーフシーラーを採用しています。
■屋根塗装工事 ~下塗り~
GWルーフシーラーで下塗りです。
下塗りには、塗装面を整えるだけではなく下地を補強する役割もあります。
屋根に限らずですが、建物は地震や飛散物などの影響を受けて時間が経つほど劣化し、細かなひび割れや傷も増えていってしまいます。
塗装面(下地)を補強せずに中塗りや上塗りを行うと、塗料は剥がれやすくなり、色ムラが出たりなど仕上がりも悪くなります。
塗装工事というとどうしても仕上がり時の色や艶に注目しがちですが、しっかりと下塗りをしなければ、耐久性や美観を維持することはできません。それくらい下塗りの工程は重要なのです。
■屋根塗装工事 ~中塗り・上塗り~
次に中塗り・上塗りの作業です。
上の写真は中塗りの様子です。
マルセイテックでは手塗りローラー工法3回塗りを基本仕様としています。
「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りを行う事で、塗膜の強化がより増して、キメ滑らかで綺麗な塗膜に仕上がります。
上塗の作業です。足場もどかしてしっかりと塗ります。
厚みをもたせながらよ~く塗っていきます。
「ガイソールーフガードネオMUKI」はスレート屋根に適した塗料で耐候性に優れているのは勿論、藻・カビの発生を抑制し、屋根の美観を長期にわたって保つことができます。
施工保証も5年ついていますので、もしもの時も安心です。
■屋根塗装工事 工事完成
↑施行前
↑施工後
↑施行前
↑施工後
棟板金は下塗りで錆止めを使用して、その上に主剤を塗っています。
定番色R-10は、光の当たり具合で濃淡が変化する、どんな外壁にでもよく合うブラウンです。
艶あり塗料ですので、まるで新しく葺いたかのような仕上がりになりました。
ここで、屋根塗装の必要性について少しお話を・・・
一般的に屋根塗り替えのメンテナンス時期は前回の塗装から10年~15年、新築の場合は建ててから10年ほど、と言われています。
塗膜の保護力がなくなって屋根が劣化してしまうと、建物内に水が侵入して、建物全体が劣化するという危険性が・・・
もし、柱や壁といった建物の重要な部分が傷んでしまうと、修繕するのに多大な費用がかかります。
それと、薄くなった塗膜のまま放っておくと、雨や紫外線から屋根を守っていくことができません。
屋根の上は見えないし雨漏りしてないから大丈夫!ではなく、業者へ定期的に点検の依頼をすることがベターです。
決してご自身で屋根には上らず、業者に依頼してくださいね。
屋根に上れないお住まいの場合でも、今ではドローンを飛ばして点検する業者も増えています。
S様からは屋根塗装工事の他に、外壁塗装工事、付帯部塗装、雨樋交換、外構工事、バルコニーの防水工事のご依頼をいただいきました。
外装全体をリフォームし、建物寿命もグンと延びました。
施行前施工後の印象もだいぶ変わり、この雰囲気を暫くはお楽しみいただけるのではと思っております。
担当:平野
エリア |
横浜市青葉区 |
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施工内容 |
屋根塗装 外壁塗装 付帯部塗装 一部雨樋交換 バルコニー防水工事 外構塗装工事 |
施工期間 |
13日間 |
屋根塗装仕様 |
中・上塗り:ガイソールーフガードネオMUKI(R-10)艶有 下塗り:GWルーフシーラー
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金額 |
総額117万円(全ての工事含む) |