屋根重ね葺きリフォーム

耐久性・断熱性・遮音性UP! 屋根重ね葺きリフォーム (屋根カバー工法)

 

屋根重ね葺きリフォーム (屋根カバー工法)とは

屋根カバー工法とは

既存の屋根材を撤去せずに、上から新しい屋根材をかぶせる工法を「カバー工法」といいます。

既存の屋根材に割れなどのダメージがあっても、下地に傷みが広がっていない場合に有効な工法で、雨漏りなど屋根の塗装だけでは修理できない場合にカバー工法をおすすめすることもあります。

こんなときは屋根カバー工法がおすすめ!

既存の屋根に割れや
反りがある

費用を安く抑えたい

工期はできるだけ
短くしたい

断熱性や遮音性を
向上させたい

自分たちの代で
この家は壊す予定

 

屋根カバー工法の流れ

STEP 足場設置

施工前のスレート屋根です。色褪せがかなり目立ちます。

下準備が工事の要

施工前のスレート屋根です。色褪せがかなり目立ちます。

所々にコケも生えており、表面に水分が停滞していること、すなわち防水性能が失われてしまっていることがわかります。また、名刺のような厚紙も楽々入ってしまうくらい隙間が大きく空き、

指で押すとどれだけ反っているいるのかがよくわかります。
工事は、安全に作業するための仮設足場を設置することから始まります。

step 既存板金の撤去

既存の棟板金とその下地となっている木材を取り外します。

カバー工法に不要な部分を取り除く

既存の棟板金とその下地となっている木材を取り外します。

撤去した後の、下地になっていた木材を見てみると、腐ってぼそぼそになってしまっていることが多いです。

これは新築してから年月が経つにつれ傷み始め少しずつ雨水がまわってしまっていたためです。しかし、既存の屋根の下地に防水シートが使われていれば雨漏りすることはほとんどないため気づきにくいです。
雪止め金具が取り付けられている際はこれも取り外し、木っ端などのクズをすべて清掃しきれいな状態にしておきます。
カバー工法の場合、撤去するのはこれらの部分のみなので、解体費や廃材処分費を削減することができます。

step 防水シート貼り付け

防水シートを貼ります。

ルーフィングと呼ばれる防水シートを敷設

防水シートを貼ります。

万が一新しい屋根材から雨がまわってしまっても、防水シートを貼っておけば雨漏りすることはないので安心です。

防水シートにもいろいろな種類がありますが、お住まいの形状や工法も踏まえて、最も適した材料をご提案させていただきます。

防水シートの代表的な種類

アスファルトルーフィング アスファルトルーフィングとは、アスファルトを合成したもので、優れた防水性能を誇るシートです。他のシートと比較して価格が安いです。
改質アスファルトルーフィング 改質アスファルトルーフィングとは、アスファルト、合成ゴムや合成樹脂を混ぜて防水性能を格段と上げたものです。いわば、アスファルトルーフィングを強化したシートだといえます。
高温や低温にも強く、弾力性や耐久性能が高いです。
高分子系ルーフィング 高分子系ルーフィングとは、合成繊維を元にしたシートのことです。そして、上記2つで使われていたアスファルトが含まれていないのが特徴です。上記2つのルーフィングと比較して、浸透性が高く、防水性能も優れています。
粘着ルーフィング 粘着ルーフィングとは、寿命に特化したシートです。さらに接着性も強く、防水性も優れています。
機材不織布ルーフィング 基材不織布ルーフィングとは、ゴムアスファルトと不織布を合わせたものです。
透湿ルーフィング 透湿ルーフィングとは、ポリエチレン製の不織布が使われている防水シートです。こちらは自宅内に溜まった水蒸気を上へ排気させることができるのが特徴です。しかし、他の防水シートと比較すると防水性は劣っています。

 

step 役物加工・取り付け

軒先から順番に本体を張っていきます。  そのスタートになる軒先スターターや谷水切りなどの役物と呼ばれる板金を加工し取り付けます。

職人の熟練の技が光る

軒先から順番に本体を張っていきます。

そのスタートになる軒先スターターや谷水切りなどの役物と呼ばれる板金を加工し取り付けます。
既存の破風板や鼻隠しの傷み具合によっては、ここで板金を巻くこともあります。

なかなか足場を建てる機会もないので、この機会に雨樋やその他の付帯する箇所のお手入れをされるのがおすすめです。

step 本体取り付け

軒先から順番に本体をビス止めしていきます。

地震に強い嵌合方式

軒先から順番に本体をビス止めしていきます。

「嵌合(かんごう)方式」という方式で取付ける構造になっており、取付けた本体の上部に、次に取付ける本体の下部を引っ掛けながら固定していきます。

この方式によって、揺れにも対応できる地震に強い屋根になります。

雪止めも適切な数を取付けながら張り進めます。

step 棟板金取り付け

最後の仕上げとなる、棟板金の取り付けをします。

美観を左右する棟板金

最後の仕上げとなる、棟板金の取り付けをします。

下地となる木材をビス止めし、その上に板金をかぶせて固定します。

屋根の美しさは棟で決まると言っても過言ではありません。板金の折り加工や納まりのきれいさで職人の腕がわかります。当社には、熟練の腕利き職人が多数在籍しておりますのでご安心ください。

step シーリング処理

防水仕上げ

雨水が侵入しないよう、シーリングによる防水処理を施します。

屋根と壁の取合いの所などもしっかりとコーキングで埋めていきます。

既存の屋根に防水シートを貼って施工しているとはいえ、万が一のことがないよう念には念を入れて丁寧に処理します。

step 完成

耐久性・断熱性・遮音性UP!!

耐久性・断熱性・遮音性UP!!

これにて完成です。

金属の屋根材は、雨が屋根に当たったときの音がうるさいのではとご心配される方も多いですが、スーパーガルベストやガルテクトのような断熱材をサンドした材料なら、部屋の中で聞こえる雨音は最小限に抑えられる上に、断熱効果で2階のお部屋に熱がこもるのも軽減してくれます。

耐久年数は驚異の20年。長持ちする丈夫な屋根にしておけば今後も安心ですよ。

屋根カバー工法のメリット

既存の屋根材を撤去せずに上から新しい屋根材をかぶせるカバー工法は、解体工事をほとんど必要とせず、そのため廃材もほとんど出ないため、経済的なメリットがあります。
しかし、メリットはそれだけではありません。代表的なカバー工法のメリットをご紹介いたします。


1度の工事で寿命を劇的に延ばす

カバー工法に適した屋根材は、スーパーガルベストやオークリッジスーパー、セネター・コロナ、イージーガードなどが挙げられますが、これらはガルバリウム鋼板でできています。

金属の素材は「亜鉛メッキ(トタン)」や「ガルバリウム」「銅」「ステンレス」「アルミ」などがありますが、費用対効果の観点から「ガルバリウム」が最も使われています。ガルバリウム鋼板は主にアルミと亜鉛で構成された鋼板です。従来のトタンに比べてサビに強い特徴があります。

MEMO 屋根のメンテナンスサイクル比較

ガルバリウム鋼板は、劣化が進むのが遅いため、長期に渡って塗り替えを必要としないコストパフォーマンスの高い屋根材です。これによって、住まいの寿命を劇的に延ばすことが可能です。

解体工事費と 廃材処分費を節約

カバー工法の場合、解体や廃材処理が必要なのは、棟板金くらいです。
対して葺き替えの場合、スレート屋根なら屋根面積が100㎡で約1.3トンの廃材がでます。

さらに、2004年以前に施工されたスレート屋根は、原材料にアスベストを含むことが多く、解体を困難にし、加えてその費用も高額になります。
カバー工法なら、この解体・廃材処分費を大幅に削減することができるのです。


2階の熱ごもり軽減

カバー工法に適したスーパーガルベストなどの屋根材は、断熱材をサンドした構造のものが多く、他の屋根材にはない抜群の断熱性能を発揮します。

夏涼しく冬暖かい、一年を通じて快適な生活環境を実現します。


雨が降っても静かで心地よい空間に

カバー工法に適したスーパーガルベストなどの屋根材は、塗装高耐食GLめっき鋼板と硬質ウレタンフォーム(断熱材)の一体成型により遮音性能が向上します。

セネター・コロナなどの天然石チップを吹き付けた屋根材も、屋根表面のストーンチップが雨音を吸引・拡散するため、室内は静かで、日常生活において望ましい遮音性を確保できます。


スピーディーに施工

解体がほとんど不要なため、その分工事期間を短縮することができます。
足場が設置されている期間が長くなるほど、普段の生活との違いによるストレスや、防犯面での不安にさらされることになりますが、工事期間を短縮することで、生活中の負担も最小限に抑えることができます。


超安心外壁塗装へご相談を

屋根カバー工法のデメリットもクリアした商品もご用意!

屋根カバー工法のデメリットとしては、通常の屋根よりも重くなり耐震性が下がる心配がありました。
そこで当店では少しでも屋根の重さを軽減する為に新たな工法・建材をご用意!

どの建材があなたの家にマッチするか、プロの私たちが無料でご提案致します!

 

 

 

 

 

 

ご注意!カバー工法できる屋根と屋根とできない屋根があります!

スレート屋根・金属屋根

和瓦・洋瓦・コンクリート瓦